重要ならざる哲学

最近は本屋さんに行っても、哲学や思想といった類の書籍が
あまり並んでいないような気がします。
どちらかといえば、かるい、時間つぶしの本がやたら目につきます。
本屋さんも、あまり売れない本は置いていないのでしょう。
昔はもっと並んでいたように思いますが、これも時代の流れでしょうか。

と、いう私もここ二十年程、そういった類の本を読んでいないのです。
このブログを始めてから、急に関心が出てきたというわけです。
関心が出てきたというよりも、戻ったというほうが正確かもしれません。

もともと、私は若い頃から人生問題に疑問を持っていまして、
折あるごとに哲学書や宗教書などを読んでいました。
それが、いつの頃か、いくら読んでも解決しないのに嫌気がさし、
それまで持っていた書籍を全て処分してしまいました。

それが、最近、パソコンの練習を兼ねて、
何か書いてみようということになりまして、
もともと関心のあった人生論となったわけです。

ところで、近頃では古本屋さんというよりも、
本のリサイクル店といったような店が増えています。
時代のニーズに合っているのでしょう。
もちろん、私も利用しています。

先日ものぞいてみましたら、よほど売れなかったのか、
誰も読んだ形跡のない新書版が、格安で出ていました。
それも、同じ哲学者の解説書が二冊、もちろん別の著者によるものですが。

その人気のない哲学者はハイデガーでした。
ハイデガーといえば、現代哲学の最高峰といわれる人物で、
私も若い頃からその名は知っていました。
ただ、私はあまり関心がなかったので、読んだことはありません。
実存主義という言葉は聞いたことはありますが、
意味を深く追求するところまではしませんでした。

今回は、人生論を書いているので、参考にでもなればと思い、
二冊とも購入しました。

帰宅後、さっそく読んでみたところ、思ったとおり意味不明でした。
ハイデッガーの著作は難解で知られています。
解説書の著者も難解であると繰り返し書いています。

ただ、難解であるということは、必ずしも、
意味が深遠だからとは限りません。
単に分かりづらいという場合もあるわけです。

結局、二冊読み終えるのに、二週間ほどかかりました。
読み終えるというのは、ほぼ全体の意味が分かったということです。
私の印象では、言葉の難解さの割には、
内容はそれほど大したことを言っているわけではないような気がします。

もともと哲学というのは、数学の答えというようなものは無いのでして、
各人がそれぞれ自分の哲学をもっているわけですから、
それに共鳴するかどうかという問題になると思います。

どんなに深遠ですぐれた教えでも、自分が納得できなければ、
価値が無いと言わざるをえません。

それについては、次回に書いていこうと思います。
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magokorokara

Author:magokorokara
私は学者でも、宗教家でもなく普通の社会人ですが、人生問題に悩んでいた若い頃読んだ本を長い年月というフィルターを通してみて、あらためて考えたことを整理しながら書いています。

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